[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

新装版「人間失格」の発売1年間の売上は21万部に達したらしい

6/17の読売新聞地方版(東京・武蔵野版)に掲載された
「太宰新風景」という記事では
昨年、表紙に小畑健による「デスノート」風のイラストを
新たに採用して新装版として発売された、
太宰治の「人間失格」について取り上げていました。
記事では、新装版の販売部数についても触れていました。

漫画風表紙 文庫ヒット
 
 表紙は人気漫画「デスノート」の主人公風の男が、いすに腰掛けて不気味にほほえむイラスト。「人間失格」の赤い文字が目に飛び込む。「漫画版かな」と思って開くと、中は活字。集英社文庫が昨年6月に発売した太宰の新装丁本だ。
 漫画家小畑健さんのイラストを表紙にしたら、売れに売れて、1年間で21万部に達した。初版から表紙を変えるまでの16年間で37万部だったのだから、爆発的ヒットと言うしかない。


(没後60年 太宰新風景・9 より抜粋)

1年間で21万部。前の表紙の版では
初版から16年間で37万部、年平均2.3万部とのことなので、
新装版は旧版の9年分に相当する部数を
僅か1年で売ったことになります。
たかが表紙、されど表紙。表紙が変わっただけで、
売れ行きがこんなにも変わるものなんですね。


6/19は太宰治の没後60年となる桜桃忌です。
太宰の本を改めて手にする、よい機会かもしれません。