[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

朝日新聞に「エロマンガよ永遠なれ」というコラムが掲載される

ヤマカムさんもとりあげていますが、
12/1の朝日新聞夕刊にこんな記事が出ていました。
題してエロマンガよ永遠なれ」


 今回はエロマンガについて……と書き出して、ちょっと緊張してる。なにしろ、このコラムが載っているのは朝日新聞。朝日といえば、90年9月4日の社説「貧しい漫画が多すぎる」が思い浮かぶ。
 Hな題材を扱ったマンガを「低劣」「貧困」と非難した、あの社説をきっかけとして、90年代はじめに「有害コミック騒動」が起きたのだ。

という書き出しで、
永山薫『エロマンガ・スタディーズ』(イースト・プレス)を紹介していました。

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門

エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門

ちなみに文中に出てくる社説「貧しい漫画が多すぎる」はこんな内容。

 男性の編集者や漫画家は「物語の流れから必然の描写だ」「女性蔑視どころか、美しく描いている」などと反論する。しかし、「性交の場面がキス場面の2倍以上もある」といった調査結果を読むと、商売優先、そして発想の貧困、と思わざるをえない。
 (略)
 もちろん、低劣であることを理由に、法律や条例で規制するべきではない。問題の多い雑誌などがあっても、話し合いと、出版側の自制で解決していくべきだ。
(全文はこちら→(cache) 「貧しい漫画が多すぎる」

成人漫画について問題提起をした当時は、
よもや少女漫画雑誌で過剰な性描写がされるとは思わなかったのでしょうね。
(関連)

いみじくも社説が指摘したようにエロマンガは「低劣」で、発想が「貧困」だ。読者と書き手の欲望のままに増殖し、影響も隠さない。だからこそ豊かな実りもまた多く、他のジャンルへも多くの作家を輩出してきた


こういうことが堂々と書ける様になったんですねぇ。
大手新聞でエロ(マンガ)について語れる土壌が
少しは出来つつあるということなんでしょうか。