AERAの腐女子特集『「腐女子」の父』を読んでみた
21日の日記
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20070521/FuJoshi_AERA:TITLE
で取り上げたように、今週号のAERAでは
腐女子特集が載っていました。
で、どんな記事だったかというと、
こんな記事でした。
「腐女子」とは男同士の恋愛、つまり男性同性愛にひかれる女の子たちだ。
(略)
(「BL」「やおい」)どちらにしても性描写があり(プラトニックラブもあるが……)親からみれば「とんでもない」の一言につきるのだろうが、一般書店にも「BL」コーナーはあり、腐女子市場は近年、とみに拡大した。
だが、腐女子を知らない父親は多い。東京・新橋の居酒屋で、お父さん世代のサラリーマン10人に「腐女子を知ってますか?」と質問したが、誰も答えることができなかった。まさか娘が、というよりも、それ以前のハナシである。
そりゃそうでしょう。
腐女子に詳しいお父さんがいたら、
きっと父娘関係を見直したくなるに違いありません。
ただ、同じ親でも、母親はまた違うらしい。BL雑誌の編集長の一人はこういう。
「投書を読むと、母娘2代で読んでいる、という人が少なくないんですよ」
なるほど。確かにコミックマーケット(コミケ)で大量のBL同人誌を買い込み、カートをひっぱる親子は、母親と娘だ。父親の姿は見かけない。
つーか、父親と娘の2人でコミケのBL買い回る姿は
想像できないです。
(レイヤーであり腐女子でもある)ヒカルさんは一度だけ、父とぶつかったことがある。父が「なんでそんなものを読むのか」と聞いてきたからだ。光さんは言い返した。
「お父さんが衣装ケースに隠しているエロ本について、私は何も言わないでしょ。だからお父さんもそのことに触れないで」
そういったら、それっきり口出しをしなくなった。
ああ、お父さんの悲哀が・・・。
その他にも、『となりの801ちゃん』の作者、
小島アジコさんのコメントなども紹介してありました。
で、記事の後ろのほうには、
女性セブンに対抗したつもりなのか(http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20070323/OtaJo_SEVEN:TITLE=参考)、
『あなたの娘の「腐女子」度チェック』なるものが
載っていました。こんなのです。
『あなたの娘の「腐女子」度チェック』
夏休み・冬休みが近づくとそわそわしている
東京でお盆の時期と年末にコミケがあり、それに向けて活動している可能性アリ。女子高に通っている、通っていた
共学と比べて、臆せず腐女子になれる。同志も見つけやすい。定期的に池袋に行っている
池袋は腐女子のユートピアだ。同人誌を買ったり、男装喫茶でまったりしたり。いつも本屋の袋をもって帰ってくるなら、黒に近い。今年5月3〜4日は、有明に出かけていった
東京ビッグサイトで同人誌の即売会「スーパーコミックシティ」が行われた。特に3日は創作BLのブースがあったので、この日にお台場方面に出かけていたらかなりあやしい。「ブロークバック・マウンテン」など、ゲイ映画に詳しい。
近作では「王の男」を見ていたら、かなりの腐女子。半分以上該当していたら、あなたの娘は、腐女子の可能盛大
意味不明の言葉って・・・。
それ以外の項目も物凄い偏見交じりな
印象を受けますが、気のせいでしょうか。
そんなこんなで記事はこう結びます。
腐女子と父のあいだには、飛び越えられない溝がある。
簡単に越えられてもお互い困りそうなものですけどね。