[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

日経MJに「痛絵馬」を大きく取り上げた特集記事

28日の日経MJ日経流通新聞)より。
 
「カリスマ絵馬師」として、痛絵馬100枚を奉納した
もてぎさんのことも紹介されています。
 
[:W300]
 
[:W420]

キャラ系絵馬じわり
 アニメやゲームのキャラクターが描かれた絵馬が、各地の神社や寺院で増え続けている。キャラ好き男性だけでなく、戦国武将好きの「歴女」も支持している。

 来年の初詣でに訪れると、凝ったイラストの絵馬を見かけるかもしれない。アニメやゲームのキャラクターが描かれた「痛絵馬」が、近年各地の神社や寺院で増え続けている。萌えキャラ好きの男性だけでなく、戦国武将にあこがれる「歴女」も絵馬合戦に参入。1人で100枚もの絵馬を奉納する「カリスマ絵馬師」も登場し、各地の神社仏閣で技巧を競っている。

 東京・八王子の了法寺では、目をくりくりさせた愛らしい弁天様が描かれた絵馬が並ぶ。何しろ、戦国時代から続くこの古寺は、ネットでは「萌え寺」として有名なのだ。
(略)次々とネットで知った美少女ファンの男性らが訪れると同時に絵入りの絵馬も増殖。中里住職は「どんどんクオリティーが高いものになっていった」と驚く。
 とろ弁天のカラーイラストの横に「仕事が順調に」と書き込んだ東京在住の会社員男性(26)は「お願いもあるが、訪れた記念という意味が大きい」と話す。この男性は(略)アニメの舞台になった岐阜・白川郷や広島・尾道の神社にも絵馬を奉納。「共通の趣味の人に見てもらうのが楽しい」と話す。

 
・岐阜・白川郷ひぐらしのなく頃に
・広島・尾道  = かみちゅ!
ですね。
 

100枚描く「カリスマ」出現
 鷲宮神社には多数の絵馬を書く苦行に挑む「カリスマ絵馬師」も生まれている。群馬県太田市の茂木隆徳さん(23)は2008年の正月から書き始め、この元旦に100枚目を奉納する。目指すは20年かけての1000枚。ほぼ毎週末に神社を訪れ、5〜6時間かけて1枚を完成させる。スケッチブックの下書きから始め、インクがにじまないよう防水スプレーを2度吹きつけるなど手を抜かない。
 
 このいちずな姿に心を打たれ、地元では茂木さんのオリジナルキャラを使い街おこしをしようという構想もある。茂木さんに続けとばかり、通し番号がふられた絵馬も多い。

 
しかし、記事ではこの傾向を快く思わないひとの意見も紹介されています。
 

 ただ、このあまりに独特な趣味には「神聖な場所なのに」と批判も少なくない。第2次大戦の戦没者らをまつる宮城県護国神社は、仙台市青葉城内にあり、戦国BASARAで絶大な人気を誇る伊達政宗ゆかりの地でもある。ここに歴女らが掲げた多数の痛絵馬に神社関係者や一部参拝者は当惑。同神社は「特にチェックしてない」と絵のあるなしで扱いを変えない方針だが、「なぜ取り外さないのか」などと抗議の電話もあるという。
 
 こうした批判の声を自覚するファンも多く、了法寺に痛絵馬を奉納した女性(29)は「どこででも描くわけでなく、大丈夫そうな神社でしかやらない」と話す。

 
一方でこんな話も。
 

 寺社に掛かる痛絵馬を注意深く見ていくと「お疲れさま」「期待してるぞ」などと互いにやりとりをしているメッセージが見つかる。ネットを通して見知らぬ人とコミュニケーションをとるのが普通になった時代。古くから続く習慣もまた新たなツールとなっている。

現代的なコミュニケーションツールの一端を担っているのかもしれませんね。