志村貴子『青い花』が“愛される「ガールズラブ」の決定版”と朝日新聞で評される
4日の朝日新聞夕刊に掲載されていた
「週刊コミック・ジャック」で取り上げていたのが
先日アニメ化決定が発表された志村貴子『青い花』でした。
評者の藤本由香里氏はこの『青い花』を
“愛される「ガールズラブ」の決定版”
と評していました。
週刊コミック・ジャック 藤本由香里
「青い花」ガールズラブの世界
百合の世界に変化が生まれている。(略)女性どうしの恋愛は作品数も少なく、しかも暗い描かれ方が主流であり続けてきた。そこに変化の兆しが見えてきたのは90年代以降のことである。
(略)ここ数年、「百合もの」はさらに作品数を増やし、かつての「タブー」を前面に打ち出した描き方とは違って、より自然で日常的な描き方をした作品が増えてきている。たとえば、先ごろ人気の、秋山はる『オクターヴ』、金田一蓮十郎『マーメイドライン』、そして漫画家どうしの百合ものである平尾アウリ『まんがの作り方』。
中でも、4年ほど前から連載が始まった、この志村貴子『青い花』は、そうした流れを水路づけた、愛される「ガールズラブ」(昨年あたりから「ボーイズラブ」の対語としてこうした言葉も出てきている)の決定版と言えよう。
(以下略)
確かに「百合もの」は増えましたね。
私も手にすることがいつの間にか多くなりましたし。
そして、併せて話題の「百合もの」が他にも3作品紹介されています。
・秋山はる『オクターヴ』
・金田一蓮十郎『マーメイドライン』
・平尾アウリ『まんがの作り方』
一般紙でさらりと「百合もの」が紹介されるのも
「百合もの」への敷居が低くなっているからなのでしょうか。