[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

少子化の中でも児童書の売行きは好調らしい

日経新聞の土曜別刷りに面白い記事が載っていました。
出版不況にあっても児童書は売れ行きが好調なのだそうです。
 

 

少子化なのになぜ売れる?
 「子どもの数が減っているのに児童書が好調に売れている」。出版業界関係者からこんな話を聞いた。さっそく取材してみると、少子化にもかかわらず、確かに子ども向け書籍の売り上げが拡大する「奇妙な現象」が起きていた。

記事によると、
1998年から2007年までに、年少人口(14歳以下)は
約1割減少しているそうですが、
これに対して、児童書の市場規模は
1998年の700億円を底として翌年から拡大に転じ、2002年には1100億円まで増加。
以後1000億円程度の水準を維持しているとのこと。
ちなみに業界最大手の講談社青い鳥文庫」は
00年度の180万部から08年度の250万部に売上を伸ばしているそうです。
 
その好調な売行きの要因を記事では次のとおり挙げています

・「ハリー・ポッター」などのヒット作が生まれた
書き下ろしミステリーの登場で各社の児童文庫の売り上げが増えた
両親、祖父母による支出が増えた。
自分向けに児童書を買う成人読者層の拡大

 
4番目の要因もかなりあるとおもいます。
いわゆる「大きなお友達」効果ですね(笑)
児童書というジャンルにあっても、
気に入った本は買うという「大きなお友達」もいるでしょうし。
「若おかみは小学生」とか「黒魔女さん」などもシリーズ作品は
名前を目にしたこともあるのでは?
新創刊の「つばさ文庫」を買い求めた「大きなお友達」も意外と多いのかも。
 
大きなお友達」はさておき、
メインターゲットの子供に本を読んで貰えるのが一番です。

「活字離れが叫ばれているが、特に女児の活字離れは進んでいない」(講談社児童局)

とのことらしいので、
この児童書売れ行き好調の話は、出版業界の景気だけに留まらず、
子供たちの将来にとっても良い効果が期待できそうです。