マンガの持ち込みを許可して欲しいという投稿が朝日新聞に載っていた
11日の朝日新聞投稿面に、女子中学生からの
こんな投稿が掲載されていました。
彼女の主張は、学校へのマンガや雑誌の持ち込みを許可するべきだ、
というものです。
活字離れ防止 マンガも有効
中学生 女子 (愛知県 14)
私は、学校へのマンガや雑誌の持ち込みを許可するべきだと思います。なぜなら、マンガや雑誌などを通して活字離れに対処できると思うからです。
最近、活字離れが目立ってきているとよく聞きますが、マンガなどで字を読むことによって、自分の知らなかった漢字やいつもと違う読み方を知ることができると思います。
たまに四字熟語が出てくることもあるので、国語の授業にも使えるのではないかと思います。
確かに、授業中に読んでしまうのではないかという意見もあると思いますが、そこでまた、子供たちは自己管理や自己責任という責任感を持つことを覚えられるのではないかと思います。
「やる時はやる、この宿題が終わったらマンガを読む」というように、子供たちに勉強のやる気をつけることもできると思います。
メリハリをつけることによって、授業中に読むというような問題も解決できるのではないかと思います。
中学生だと校則で余計な私物の持ち込みが禁止されているなら
基本的には、ルールを守るのが第一なんだと思いますけど。
持ち込み禁止の校則に抵抗してでも学校に持っていきたい、
というのであれば、それはまさに自己責任という話になると思います。
要はマンガにそれほどの価値があるのかって事ですね。
(マンガで描かれた解説本なら学校も認めてくれそうですが)
あと、知らなかった漢字の読み方を知ることができるので
活字離れに有効では、という主張は、
マンガ好きな亡国の首相が誤字誤読を乱発しているせいで
残念ながら説得力がほとんどありません(苦笑)。
そもそも、マンガを含め出版物の言葉の使い方を
そのまま鵜呑みにしてしまうのは、少々アブナイかも。
私の経験と主観ですが、世に出ている言葉の使い方って
結構間違っていたりするものです。
本来は、出版のプロが世に出すものなら、
変な言葉の使い方をした文章を出すべきではない筈なんですが
実際にはノーチェックのまま載っているのでは?
といった疑わしき例がマンガや小説でも少なからずあります。
読み方や漢字を調べるために国語の授業に使うのであれば、
悪いことはいいませんので、辞書を引きましょう。
マンガが辞書に勝るなんてことは決してありません。
そもそも授業中にマンガを取り出す、なんてこと自体
私には全く考えられない話なんですが。
だから、授業中読んでしまうなんて話は、私の中では論外。
私物持ち込みという権利を主張するなら、
甘い考えは捨ててそれなりの覚悟でいなきゃダメだ、
とお小言をこぼしたいくらいです。