日経流通新聞にアキバの「メイド最新事情」の特集記事
10/29の日経流通新聞(日経MJ)で、
アキバのメイド業界の現状について特集されていました。
この記事によると、
今年に入ってからメイド系店舗に対する
風向きの変化があったそうです。
秋葉原にメイド喫茶が誕生したのは2001年頃。(略)一時は「秋葉原地区の店舗物件が払底」(地元不動産の三桂)するほどの勢いだった。
今年に入って風向きが変化。物珍しさだけでは客を呼べず、観光客の来店が見込めない平日昼間などは前年比で半分まで落ち込む店もある。
関連業界にも波及、「店からのメイド服注文が大きく減った」(メイド服販売のカシス)。
8月以降、撤退する店が相次ぎ、メイド系店舗は「厳しい選別の時代を迎えている」(日本メイド喫茶協同組合)。生き残りをかけて、各社のアイデア競争が続く。
ということで、
カジノやカラオケなど新タイプのメイド系店舗が続々と誕生、
客層も会社員や女性など非オタク形に広がっている、
と記事では紹介しています。
この新しいタイプのメイド系店舗について、
おなじみ「アキバに詳しい」森永卓郎氏によると
「本当のオタクはメイドがいるというだけでは(メイドのいる)カラオケやカジノには行かない」
だそうで、
これらの店を支えるのは非オタク層だ。
と記事では説明していました。
この特集によると、新興メイド系店舗のターゲット層は
これまでのオタク層ではないようですね。
非オタク層という一般の人々に、
メイド文化が広く認められるようになったといえる半面、
これまでメイド文化を支えてきたオタク層は
アキバから徐々に居場所を失いつつあるのかとも
考えさせられた記事でした。