[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

読売新聞「同人誌を作ろう」第3回

今週火曜から集中連載されているコラム記事の第3回です。

<第1回><第2回>


今回は同人誌の印刷事情という、やや実践的な話が中心です。

 高校の文芸部員だった1970年代半ばは、まだ部誌作りにガリ版を使っていた。最近はすっかり見かけなくなったが、ロウ引きの原紙に鉛筆でガリガリと文字を書くもので、ザラ紙に印刷してホチキスで留めるだけ。コピーはまだ高価すぎ、ワープロなど影も形もなかった頃だ。

ガリ版を知ってる世代って、どの辺りまでなんでしょうか。

 コミックマーケットコミケ)に出す同人誌を作ろうとして、改めて驚いたのが印刷事情の進化だ。インターネットで調べれば、同人誌専門の印刷所がいくつも見つかる。表紙フルカラー、B5版50㌻の本を300部作るとして、1冊辺りの原価は250円ほど。200円を切る激安店もある。パソコンとワープロソフトがあれば、かなり立派な「本」が作れる

と具体的な例を挙げて、コミケを知らない一般読者に
同人誌の制作過程の一端を説明していました。


そして(汗)記者からこのような提案が。

 コミケは漫画同人誌ばかりでなく、小説や活字主体のものもけっこう多い。「あなたの原稿を本にします」という自費出版が一種のブームだが、書店売りにこだわらなければ、同人誌だって悪くない。コストははるかに安いし、老後も長く続けられる趣味になると思う。

話は意外にも老後の余暇へと向かいました。
でも、http://ja.wikipedia.org/wiki/2007%E5%B9%B4%E5%95%8F%E9%A1%8C:TITLE=団塊世代の多数が退職するという2007年がもうすぐやってくるわけですし、
同人誌活動をする年配の方々を目にする機会が増える、というのが
これからのコミケの向かう姿なのかもしれません。


続きます(多分)