最寄り駅から「徒歩帰宅」してみた

万が一に東京が震災に見舞われるような事態になった場合、
都心で勤務する郊外に住む人を「帰宅難民」と呼ぶ。
以前、新宿・都庁前から歩いて帰宅してみたこともあったが、
随分と前のことなので、すっかり体力が落ちた今、
今一度やってみようと思い、実行してみた。
というのは建前で、一番の理由は運動不足の解消を兼ねた
ウォーキングをしてみようと思ったのからだ。
新宿から歩いて帰るのは、いきなり過ぎて流石に無理なので、
最寄り駅から乗る、約20分間のバスの区間を
歩きで帰路に就いた。
いつもはバスでスッと通り過ぎていた区間を
違う目線でゆっくり歩いてみると、
見慣れたはずの町並み・風景も随分と違って見えるものだ。
多少疲れはしたが、約１時間で自宅に着いた。
折しも、この週末は新潟・中越地震から１年だ。
杞憂で済めばよいが、頭の片隅に常に
万が一の「心構え」を持っていたいものだ。