[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

ガンダムDVDの所有割合はガンダムファンでも1割以下しかいないらしい

11日の日経MJに、バンダイビジュアル・川城社長の
インタビュー記事が載っていました。
そのインタビューに幾つか気になる数字が
挙げられていたので、取り上げてみます。
 

 

――DVDソフトの最近の市場動向は。
 「消費者はコレクションとしてDVDを所有したい層1度だけ作品を見ればよい層二極化している。DVDを買うのはコレクション客が中心で売る側にもそういうものだという思い込みがあった。不況のあおりでコレクション客の購入ペースが鈍る一方、巣ごもり傾向からレンタル客は増えている。価格を下げ、レンタルで済ましていた消費者を取り込む」

コレクションとして所有したくても、他の作品もあるし、
購入するにも限度があるという視点も忘れないで欲しいですね。

 

――価格はどうやって決めたのか。
 「CDの価格を参考に値付けした。熱狂的なファンでなくても買えるぎりぎりの水準だと思っている。価格を下げた分、販売量を増やして利益を確保する必要がある。通常の3倍売って従来程度の利益が上がる計算だが、達成できると思う」
 「発売のタイミングによって価格を変える試みも始めた。映画『交響詩篇エウレカセブン』のDVDは映画館での公開2カ月後の6月に発売した。まだ上映中の映画館もあった。熱気が冷めないうちに発売したDVDはほかのものより価値が高い。従来通りの価格で販売できる。これまではDVDソフトは映画館での公開から6カ月後以降に発売するのが一般的だった」

通常の3倍」というのは、わざと言ったガンダムネタなのでしょう、きっと。
発売タイミングによる価格差別は知らなかった。
少し我慢して後発を待てば、安いDVDが買えるということですか。
 

――値下げ対象にガンダムの作品を選んだのはなぜか。
 「ガンダムのファンが閲覧するサイトでアンケートを取ったところ、作品のDVDを持っていると答えたのは1割以下。アンケートに答えるような熱心なファンでもこの程度だ。DVDがあることを知らないファンも多い。東京・台場に設立したガンダムの等身大立像をきっかけにかつてのファンや新規のファンがガンダムへの関心を強めている。販売拡大の絶好のタイミングだ。今回の値下げで弾みをつけ、今後はほかの作品にも値下げを広げたい」

1割以下というのは予想以上に低い数字。
とはいえ、ガンダム知名度からくる母数の大きさも
割合を下げる要因になっていそうです。
 

――HD内でバンダイビジュアルをぱじめとした映像音楽コンテンツ事業の売上高は。
 「09年3月期は前の期に比べて6・3%減の346億円と伸び悩んでいる。ブルーレイ・ディスクが思ったように普及していないのも背景の一つだ」
 「ブルーレイを扱い始めた当初は、従来のDVDがブルーレイに切り替わるものと思っていた。実態は高い金を払っても高画質を求めてブルーレイを買う映像ファンDVDを見続ける一般消費者双方が併存している。この傾向はしばらく続きそうだ

記者の目 値下げ増えそう
 ブルーレイ・ディスク(BD)は規格が統一され、再生機が普及しつつあるがDVDに一気に取って代わるほどの勢いはまだない。かつてビデオテープと同水準の価格帯までDVDの値下げが進み、DVD再生機能付きゲーム機の普及で急速に記録媒体の世代交代が進んだ過去の状況とは異なる。BDはまだDVDとの価格差に見合う十分な付加価値を消費者に示しきれていない
 インターネット接続環境の整備でコンテンツのネット配信も利用しやすくなり、ソフトを買い集める需要を押し下げている。デジタルソフトは中身がほとんど劣化しないため中古市場も発達している。不況で消費者はますますソフトの価格に厳しくなると予想される。今後も値下げにより記憶媒体としてDVDを延命させる戦略を採るソフト会社は増えそうだ
(高倉万紀子)

DVDとブルーレイについても二極化が起こっているようです。
ブルーレイは確かに画質がいいんだと思いますが、
別にそこまでの画質にこだわらない人もまだまだ多くいるのでしょう。