カル業師「ウルトラ怪獣に命の灯ともす」
5/14の朝日新聞(たしか夕刊だったかと)に
こんな記事がありました。
この方がどんな人なのかというと、
昔は「ウルトラQ」から「ウルトラマンメビウス」まで、
これまでのウルトラシリーズに欠かせない、
怪獣の着ぐるみに電球やモーターを仕込む
「機電」という仕事の大ベテランのお人。
記事によると、この「機電」という言葉自体が、
ウルトラシリーズの製作現場でこの仕事に
特化していた倉方さんのために作られたらしいです。
「怪獣の口の開閉は、今ならリモコンだけど、ワイヤを引っ張って動かした。ナメゴンっていう怪獣の着ぐるみに入ったころもあります」
技術は独学、そして創意工夫。秋葉原でトランジスタを買い、カラータイマーを点滅させる回路を作った。ピンチに青から赤へ色が変わるのは、「カットの合間にフタをあけて赤いのに取り換える。幼稚なことをやってましたねえ」と笑う。
「断線したり汗でぬれたり、よく壊れる。だから直しやすい作りにしておくのも大事。スタッフみんなを待たせて修復しなけりゃならないんですから」
エレキングのツノもバルタン星人の目も、回転する軸が微妙にぶれる。「手で作ってるからね」と照れつつも、「不思議な感じが出るでしょう。アンバランス、というのが怪獣には必要なんだと思う」。
にしても、随分とマニアックな視点で書かれた
記事だなぁと思い、署名を見てみると
(小原篤)
やはり、朝日新聞きってのオタク記者のこの人でした。