[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

カル業師「ウルトラ怪獣に命の灯ともす」

5/14の朝日新聞(たしか夕刊だったかと)に
こんな記事がありました。

カル業師
ウルトラ怪獣に命の灯ともす
機電技師 倉方茂雄さん(74)


この方がどんな人なのかというと、
昔は「ウルトラQ」から「ウルトラマンメビウス」まで、
これまでのウルトラシリーズに欠かせない、
怪獣の着ぐるみに電球やモーターを仕込む
「機電」という仕事の大ベテランのお人。


記事によると、この「機電」という言葉自体が、
ウルトラシリーズの製作現場でこの仕事に
特化していた倉方さんのために作られたらしいです。


:W300
(クリックで拡大)

怪獣の口の開閉は、今ならリモコンだけど、ワイヤを引っ張って動かした。ナメゴンっていう怪獣の着ぐるみに入ったころもあります」

技術は独学、そして創意工夫。秋葉原トランジスタを買い、カラータイマーを点滅させる回路を作った。ピンチに青から赤へ色が変わるのは、「カットの合間にフタをあけて赤いのに取り換える。幼稚なことをやってましたねえ」と笑う。

「断線したり汗でぬれたり、よく壊れる。だから直しやすい作りにしておくのも大事。スタッフみんなを待たせて修復しなけりゃならないんですから」

エレキングのツノもバルタン星人の目も、回転する軸が微妙にぶれる。「手で作ってるからね」と照れつつも、「不思議な感じが出るでしょう。アンバランス、というのが怪獣には必要なんだと思う」。


にしても、随分とマニアックな視点で書かれた
記事だなぁと思い、署名を見てみると

小原篤

やはり、朝日新聞きってのオタク記者のこの人でした。