我が家は松下の部品“ヤミ交換”を受けたかもしれなかった
温風機中毒の公表前、松下が部品を無償交換
松下電器産業製の石油温風機による一酸化炭素中毒事故が相次いでいる問題で、同社が事故を初めて公表する約2か月前から、顧客サービスキャンペーンとして、問題の部品の無償交換を始めていたことが10日、わかった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051211i201.htm:TITLE=読売新聞より(http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11342572753337/:TITLE=SNAPSHOT)
これって、この日記で書いた
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20050421/1114055709:TITLE
http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20051206/MatsushitaFF:TITLE
まさに、このコトなんですけど。
あの「無料点検」はやっぱり
メーカーが不具合を公式に発表する直近の期間、
自社製の暖房機器を使用している顧客のところに自ら訪れて、
「定期点検の一環」として行なった「ご愛顧御礼キャンペーン」が
実は、不具合についての顧客への説明をすることなく行われた
「こっそり修理キャンペーン」だったのではないかと書いた。
この通りだったのか。
当時の点検表と、そのときに配布したチラシがあったので
改めて取り出してみる。
やはり給排気筒まわりを重点的にチェックしていたようだ。
幸いにも、我が家は対象機器ではなかったようで、
今も問題なく使用できてはいるが、
今後、別の問題が起きないとも限らないわけで
顧客への説明責任を果たさない今回の松下の対応には、
大いに不満がある。
同社は「キャンペーンは、あくまでお客様への感謝の意を示すためのもので、事故を受けた対応ではない。公表が遅かったとの指摘には、反省する面もあるが、原因の調査に時間がかかった。事故を隠す意図はなかった」としている。
確かに「ご愛顧キャンペーン」だった。
でも「ご愛顧」と「無料修理」では
そもそも意味合いがまったく違っているだろう。
松下がやったことは、一連の事故を認めずに「ヤミ修理」をしてきた
三菱自動車と同じくらい企業倫理にもとる、悪質な行為だ。