朗読劇「電車男」後編
有楽町・東京国際フォーラムホールCにて。
舞台は前回同様4台のPCがそれぞれ置いてある。
そして今回も中央に投射用のスクリーンがある。
前回は1面だったが今回は左右に2面ある。
そしてスクリーン後方はなにやら物が置いてある模様。
前回はソファなどがあったが、今回は違う様子。なんだろう?
- 向かって右側のテーブルには空の酒瓶らしきものが多数ある。
この机は堀内賢雄さん演じるスレ住人「お父さん」の席だ。
開演時刻19時を10数分廻ったくらいだろうか。
舞台左手から一人よろよろと誰かが出てきた。
コートを着た男性のようだ。賢雄「お父さん」だ。
しかし、まだ開演のブザーは鳴っていない。場内も明るい。
でも客席は事態を察知したのか、間もなくシーンとなった。
これも前回の自転車男と同様の演出で、開演前演技だった。
この朗読劇「電車男」は、電車男・エルメス2人の行く末だけでなく
スレ住人の動向も話の中に組み込まれているので、
そこも「原作」とは違う見所だ。
「お父さん」の演技が10分ほど経っただろうか、
19時20分頃、ようやく開演5分前ブザーが鳴り、そして開演のブザーが鳴った。
するとゾロゾロと左手奥からスクリーンの向こう側を人が歩いている。
そしてスクリーン奥に皆座った模様。
場内が暗くなる。するとそこには
一組の楽団がBGMを演奏し始めた。
今回は劇を生演奏でサポートするらしい。
そして「エルメス」を除く4人のキャラが舞台に揃った。
いよいよ後編:セッション4からの再開だ。
・・・なかなか「エルメス」が現れる展開にならない。
電話でのやり取りや「エルメス」タンの自宅でのやりとりは
すべて「電車男」の台詞として説明されてしまった。
すると意表をついた展開が。
突如、スクリーンに映し出されたのは実写映像。
そこには「ネコミミ」「萌えTシャツ」を身に着けた女性が。
それは紛れもなく「井上喜久子(17歳)」。
なぜかベノアティを売っている銀座松坂屋の前で小芝居を演じた後、
背を向けて画面向こうにスキップをしながら去っていく。
そしてこのようなテロップが。
AK
公共広告キクコ
変なのキタ━━!!(笑)
そして
「これ喜久子姉ぇ?」の台詞が。
原作にあった
「井上喜久子」誤爆をこのように使うとは、解ってる演出だ(^^)。
そして、またしばらくお姉ちゃんの出番がない…。
すると、「電車男」の書き込み攻撃に対するこんな台詞の場面が。
「う、上から堕ちてくるよ、怖いものが落ちてくるよー」
「上からくるぞ」
その直後、スクリーンがスルスルと上に上がっていく。
上がりきった向こうにいたのは、中を浮いている「エルメス」!!。
後編最初の登場シーンは意表をついて上から吊られて降りてきた!!
もう場内大喝采。ホント、妙な演出だ。(笑)
ここまで出番が数少ないのに美味しい所をしっかり持っていってるよ(^^)。
(つづく)