読売新聞の年鑑にもオタク記事
昨年出版された読売年鑑2004のサイトにこんな記事があった。
巻頭特集「再生へのシナリオ」
日本の若者娯楽文化
「日本は『オタク文化立国』を目指せ」との声がここ数年、主に経済界などから高まっている。オタク文化とは、アニメ、コミック、ゲーム、フィギュア(人形)造形など、専門性、趣味性の高い若者娯楽文化の総称。1980年代は少年犯罪などと結つけられがちだったオタク文化が、ソフト輸出産業として見直されてきたのは90年代末からのことだ。それを象徴する2人のスーパースターが、現代美術家・村上隆と、映画監督・宮崎駿である。
これは読売お得意のおたく特集の集大成なのだろうか?。
■足元は空洞化の危機
だが、「オタク文化は世界の共通語」と浮かれすぎるのも、また考えものだ。
実際、アニメの国内の制作現場の空洞化は深刻だ。制作の基礎となる動画アニメーターが、低収入のため仕事を続けられず、大半の動画が海外に発注されている。劇場用アニメが年間30本以上、テレビアニメが3000本以上も制作されている日本は、紛れもなく世界一のアニメ大国だ。しかし、それを支えているのは、人件費の安い中国や韓国のアニメーターたちなのだ。
(抜粋)
アニメ大国がいつまで大国であり続けられるのだろうか。
このような状況は絶対に長続きしないことは自明であるのに。
こんな記事を書く記者といえば・・・