[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

劇場版Airを観て来た

(おことわり)
私は原作未経験者です。(そもそもゲームを一切やらないので)
したがって以下は原作ストーリーも一切知らない一観客が「劇場版Air」を観た感想です。

なんとも評するのが難しい作品だった。
それは詰まらなかったというわけではなく、劇的に感動的だったわけでもない。出来が悪かったわけでもない。(一部?が所々あったが)
一番に感じたのは到る所で「不安感」を覚えたということだ。
おそらく、映画作りにおける所謂「セオリー」を無視しているからだと思った。例えば画面2分割しての構図であったり、通常の遠近法とは異なる構図であったり、アニメーションからイラスト画への切り替わりなどだ。(注:これらの中には出崎統監督による所謂「出崎演出」に特有のものもあるようだが。)そのような「セオリー無視」がストーリー上の暗転と相まって、観ている側の物語の展開への不安感を増す効果を生んでいるように思えた。
実は、物語に深くのめりこんだ訳でもないのに途中、何箇所かで涙ぐんだ。それは「不安定な構成」がもたらしたのだと感じた。
 
おまけで云えば、劇場版よりもTV版のほうが映像が綺麗だと感じた。京都アニメーションVS東映アニメーション京都アニメーションの勝ちかも。
 
以下続く。→http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20050212/1108458924