劇場版AIRの太鼓のモチーフはこれ?
ところで、劇場版AIRの祭りのシーンなどで出てきた、
お面を付けた数人が太鼓を打ち合う場面について、
このシーンを見て私の田舎の太鼓に似ている気がした。
それは石川県の能登地方、輪島に伝わる「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)」だ。
→御陣乗太鼓
その太鼓の様子はこちらの映像で見ることができる。
<御陣乗太鼓>
天正5年、この地に攻め込んだ上杉謙信勢を、
村人たちが奇面や海草をつけ、陣太鼓を鳴らして驚かせ、
追い払ったのが起源とされる太鼓。
毎年7月31日・8月1日に名舟白山神社の祭礼で披露される。
(石川県指定無形民俗文化財)
→御陣乗太鼓 その1|その2 (WMP)
この映像は直接見たときほど迫力があるわけではないのでナントもいえないが、一見の価値ありの太鼓なので機会があれば是非見て貰いたい。DVDも出しているようだ。
劇場版Airを観に行く
ただ今、仕事帰りに池袋によってAir劇場版の列に並んでいる最中。
シネマサンシャイン5番館に入る。
場内は2/5ほど埋まっている。
初日の混乱に比べたら随分と楽に入れたのかも。
パンフでけえ。なにこのサイズ。A3?B4?
パンフ高けぇ。1500円って。
以下続く。→http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20050212/1108216789
劇場版Airを観て来た
(おことわり)
私は原作未経験者です。(そもそもゲームを一切やらないので)
したがって以下は原作ストーリーも一切知らない一観客が「劇場版Air」を観た感想です。
なんとも評するのが難しい作品だった。
それは詰まらなかったというわけではなく、劇的に感動的だったわけでもない。出来が悪かったわけでもない。(一部?が所々あったが)
一番に感じたのは到る所で「不安感」を覚えたということだ。
おそらく、映画作りにおける所謂「セオリー」を無視しているからだと思った。例えば画面2分割しての構図であったり、通常の遠近法とは異なる構図であったり、アニメーションからイラスト画への切り替わりなどだ。(注:これらの中には出崎統監督による所謂「出崎演出」に特有のものもあるようだが。)そのような「セオリー無視」がストーリー上の暗転と相まって、観ている側の物語の展開への不安感を増す効果を生んでいるように思えた。
実は、物語に深くのめりこんだ訳でもないのに途中、何箇所かで涙ぐんだ。それは「不安定な構成」がもたらしたのだと感じた。
おまけで云えば、劇場版よりもTV版のほうが映像が綺麗だと感じた。京都アニメーションVS東映アニメーションは京都アニメーションの勝ちかも。
以下続く。→http://d.hatena.ne.jp/YUYUKOALA/20050212/1108458924