[ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

コアラのように悠々と日々暮らしたいと考えている、とある人の日記です

「らき☆すた」による鷲宮町への経済効果は1億円超らしい

12日の日経流通新聞日経MJ)に、
「オタク」層を狙った町おこしを特集した記事が掲載されていました。
 
記事では「町おこし」に例として、
・「らき☆すた」の鷲宮町
・「あきたこまち」の羽後町、
三陸鉄道の「久慈ありす」、
銚子電気鉄道の「ぬれ煎餅」
のケースについて検証していました。
 
:W300
 
まずは鷲宮町の例から。

 東京都心から電車で約1時間、人気アニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮神社(埼玉県鷲宮町)は週末になると20-40代前半の男性が続々と集まる。駐車場にはアニメのキャラクターのイラストやステッカーが張られた「痛車(いたしゃ)」が目に付く。興味のない人からみれば異様な光景だ。

 
そして成功の一因は、そのグッズの売り方にあったようです。
トータルの経済波及効果はなんと1億円超とのこと。

 放っておけばファミリーレストランに流れてしまう客層。鷲宮町商工会は独自の策で地元商店に誘導することに成功した。
 その策とは地元限定アニメグッズの売り方の工夫。例えばイラスト入りの絵馬の携帯ストラップ(630円)は商工会が12種類用意したが、1店舗で販売できるのを2種類に限った。「ファンが多くの店を買い回りするように仕向けた」(同商工会)
 当初はオタク効果を疑問視する店も多く、昨年12月に始めた時は参加店舗が17店だった。しかし1000個が30分で完売すると2月には60店にまで広がった。歳末などの大規模セールでは購入額に応じてイラスト入りのスクラッチカードを配布し、売り上げを2倍に伸ばす店が続出した。物販など直接的な経済波及効果は1億円超と同商工会は試算する。
 商工会が一番の成果とみるのはらき☆すたファンのたまり場となる店ができたこと。鷲宮町に足を運ぶ頻度が高まるからだ。中華料理店「門前飯店」の店主は「週末の平均客数は100人程度で従来の5割増。オタクの子って、すいている時間を狙って来てくれるんだよね」と話す。

 
秋田の羽後町での「米騒動」の売れ行きも好調のようです。
これまでに売れたのは30トンとのこと。

 コメどころの秋田県羽後町。地元農協が採用した美少女イラストのコメ袋によって、ちょっとした“米騒動”が起きている
うご農業協同組合(JAうご)は9月、人気イラストレーターの西又葵さんのイラスト入りの「あきたこまち」をネット限定で販売し
たところ、注文が殺到、用意した1000袋が数日で完売した。購入者の8割が20〜30代前半だ
イラスト入りは通常より3割強高い5キログラム2730円で販売しているが、既にリピーターもおり11月上旬で注文数が2300百件、30トン売れた

 
これをきっかけに、既に名のある「ゆるキャラ」や
各地の名物・名産を擬人化したキャラクターなどを
全国各地のコメ袋におのおのが採用すれば、
お米の消費量も上がるし、地方にお金は回るし、
○×給付金を配るよりも経済効果はあるんじゃないのかな。
 
それにしても、らきすたで1億超の経済効果。凄すぎる。
なかなか面白い記事でした。