ロボットの合体設定は「スポンサーに取り入るためで、何の必然性もない」らしい
先週、今週、そして来週の全3回で漫画家・安彦良和氏を
とりあげた記事が日本経済新聞の金曜夕刊に掲載されています。
:W180 先週分 |
:W180 今週分 |
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安彦良和氏といえば、宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダムなど、
様々な作品に携わっている方ですが、
今週はガンダム制作時の裏話的な話が語られていました。
「仮面を外すといい男」という設定で放っておいたシャアは、仮面を外したときの顔を作るのを忘れていたし、ハロも別の企画でボツになったキャラクターを流用した。ロボットが「合体する」とか「パーツが3つに分かれる」などの設定はスポンサーに取り入るためで、何の必然性もない。
日本のアニメは「世界に冠たるものだ」「立派な輸出産業だ」と言われるがそうは思わない。よいものはほんの一握り。今のブームもロボットものなど商業アニメが作り出したいびつな面があるし、外国などに比べて決して優れていない。
かなりぶっちゃけた話です。
確かに一見無駄に思えるような変形をするロボットを
各所でよく目にすることがありますが、それを
「スポンサーに取り入るためで、何の必然性もない」
と制作スタッフが認めてしまうのも、なんとも複雑な心境です。