日本経済新聞の書評で「涼宮ハルヒの憂鬱」が取り上げられていた
6/20の日本経済新聞夕刊の書評面の
「ベストセラーの裏側」というコーナーで
谷川流さんの「涼宮ハルヒの憂鬱」が
ライトノベルの代表として取り上げられていました。
記事では
「ライトノベル」と呼ばれる若者向けエンターテインメント小説の世界で気を吐いている作品がある。角川スニーカー文庫から現在9巻まで刊行中の「涼宮ハルヒ」シリーズだ。2003年に出た第1弾『涼宮ハルヒの憂鬱』がヒットしてシリーズ化し、計430万部の大ベストセラーとなっている。
と紹介していました。
そして、この大ヒットは特定層だけの影響ではないことを
記事では指摘しています。
ライトノベルは表紙や挿絵にアニメのようなイラストを使っている。書店でもコミックスなどと同じ棚に並べられることが多く、特異な文芸ジャンルと見られがちだ。だが「ハルヒ」の大ヒットの背景には、これまでライトノベルを手に取らなかった人にまで読者層が広がっていることがある。
若者の語り口調を使った文体ながら表現は豊かで、先入観を捨てれば大人も十分楽しめる内容だ。
確かに先入観で読まず嫌いのままスルーしちゃうのは
勿体無いとおもいます。
そして、
乙一や桜庭一樹らライトノベルから一般文芸に進出する書き手も多く、このジャンルへの注目度は高まっている。(略)そんな中で幅広い人気を獲得している「ハルヒ」は、ライトノベルが出版界において無視できない存在であることを示す象徴的な例と言えるだろう。
ということで、「ハルヒ」に代表されるライトノベルが
出版界で影響力を持つようになったと結んでいました。
正直、日経の夕刊を捲っていて
突然「ハルヒ」が出てきて驚きました。
日経新聞のこの手の記事は、最近立て続けに
私の食指を刺激しています(笑)
この記事がきっかけでライトノベルの世間的評価が
より良くなればいいですね。
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/03/31
- メディア: 文庫
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