孔雀王の荻野真が現在のアニメ業界に苦言
リハビリ日記の「真・孔雀王の真実 後編」より
現在オリジナルビデオはほぼ消え去ったが、かわりに深夜やUHF,BSにCSなどでTVアニメシリーズの放送が大盛況で、日に10本以上のアニメが作られているという。これについて読売新聞夕刊の怪しげなアニメ評論家は、
「アニメは資産としてものすごい価値があり、そこから生まれる利益は未来永劫続き、その投資効果は天井知らずである」なんて大ボラこいていたが、今年になってからはその制作本数もどんどん減っており、「ソフト資産」となるはずであったシリーズのDVD化もまるで進んでいないという。
なにやら10年前のオリジナルアニメブームとほとんど同じような臭いがするが、おそらく仕掛けている連中もこの時と全く同じメンバーではないかと私は思っている。
http://whatever.say.jp/program/snap_shot/site/11131100301321/index.html#61
これって(福)さんか(汗)さんの記事のことかも。
以前に書いていたUHFアニメの辺りの記事か?
それとは別に、この記事3本は
昨今のアニメ業界への関係者による警鐘として大事なものだと思った。
「てっとり早くアニメで金が儲けたきゃ、美少女アニメが一番。あれは絵も動かさなきゃ、話も作らなくていい。おまけに美少女を書きたがるコミケのオタク兄ちゃんを集めて作画をさせれば、人件費などほとんどかからない」
どうりで今BS.CSでやってるアニメの大半がこの手の美少女モノで、TVアニメの半分は美少年モノであるワケだ。でもはたしてこんなモノが、ソフト資産となり未来永劫莫大な利益なんか生んでくれるモノなのかね。
このアニメバブル状態が10年も続くとは残念ながら思えない。
今一度、大リセットが掛かることは必死だろう。
しかし、我々視聴者・購入者がそれまでに何をできるのかと問われても
ただ供給される作品についてあれこれ視聴・購入して批評して
視聴者が求める作品とは何か、という選別の歯車となるしかないだろう。
あとは業界が誤った方向に暴走しないことだけを願うばかりだ。